朝もやの中で


今日は5時に起床して、なすの収穫をした。日の出時間は、5時なので外は薄明るい。
気温は低く朝もやが立ち込め、そこには幻想的な太陽のシルエットが浮かび上がる。
涼しい朝の収穫作業は、眠いけど体が楽だ。

収穫作業では朝露で袖がびしょ濡れになる。朝露に濡れたナスは、固く締まって鮮度抜群である。
収穫しているうちに、「うどん粉病」を発見。しばらく雨が降らないので発生したのか?症状はナスの葉っぱに白いカビの様な粉が発生する。

発見したら即防除ということで、本日、消毒を行った。
収穫後の農薬散布なので、すでに気温が30度を超えており、カッパ着ての作業は、汗だくである。
いつもは体力に自信がある私だが、今日はヘトヘトにバテでしまった。
自宅に戻って水風呂を浴び午前中いっぱい扇風機にあたって体を休めて気力と体力を充填した。
午後からは、たまねぎの種蒔き予定であったが、今夜久々の雨が降るという天気予報であり、畝間に草がチラホラ目立つようになってきたのでブロッコリー畑の中耕を行った。たまねぎの種蒔きは明日に繰り延べである。

食欲の秋


この頃、朝晩すっかり涼しくなって、夜はスズムシの鳴き声が聞こえるようになった。
しかしながら、日中は相変わらずの猛暑である。
そして近頃、朝晩の食事が美味しく感じられるようになったせいか、ついついご飯をお替りしてしまい気が付くと食べすぎてしまっている。
連日の猛暑ながらも、食欲の秋が到来したのだ。
そして食べ過ぎると、上のまぶたと下のまぶたが仲良しになって、牛のように横になって寝てしまう。
しかしこれでは、太るばかりなので食べるときに意識的に腹八分目を心がける。
そうしたほうが脳の回転がよくなり仕事もはかどるし体にも良い。
秋には、新米、栗ご飯や、はらこめしと美味しいものが勢ぞろいする。まさに、収穫の秋でもある。
そして今週から、稲刈りが始まりまた忙しくなる。

New Farmer’s Plan

 就農して早や10年、しかし農作物の栽培経験はたった10回である。なかなかベテランにはなれない。
東北においては、露地野菜は年1作が限度なので10年で10作しか出来ないからである。
せいぜい、平均寿命まであと20年生きたとして果たして後何年農業で働けるか判らない。
ベテランになる前に、くたばりそうだ。

周りの畑を見渡せば、単純に1条30間×複数列という単純な植え付けで、めいっぱい畑の端まで植えつけている。
確かにシンプルで良さそうに見えるが、果たしてこれが最良なのかは甚だ疑問である。

もっと頭を使って、作付け配置のデザインを考える必要がある。
もちろん栽培する作物の生理に最適な配置にする事は必要だが、それが単純にひと通りとは限らないのである。

重要なのは、作付けする作物の種類を選定するときに、ただ単に販売品目だけをつくればいいのか?である。
ここが、単純に市場やJAへ出荷するのみの「単なる生産者」なのか、顧客サービスを考えた「農業経営者」の分かれ道である。
農産物の付加価値をどこに見い出すのかがキーポイントになると思う。

例えば、30aつながりの畑があったとしよう。

1・そこに目いっぱいとうもろこしを植えて生産し、従来どおりの販売をする場合

2・10アールは景観植物の花を植えて残り20アールにとうもろこしと枝豆を作付けして、
 花摘み取り自由にして、お花畑のところにテント休憩所を設け、とうもろこしもぎ取りと、枝豆収穫の体験をしてもらう
 グリーンツーリズム的な営業をする場合。もちろんその場でゆでて食べていってもらってもいい。

私だったら、2・を選ぶだろう。

それは、消費者と直接対話が出来るし、とても将来性があり夢のある農業に感じられるからである。
何よりも集客力にふさわしい規模で営業できるメリットがある。あとは、どうやって集客するかである。

 就農者年齢の高齢化と耕作放棄地の増加で、田畑が荒れるだけでなく、景観と人の心も荒れてきてしまっている。
地方は過疎化が一層進み農業離れが深刻になっていく。都市が栄え、地方が疲弊していく。
だからこそ都市と地方が共生して行く為の橋渡しとなるグリーンツーリズムをまきおこしていかなければならないと思っている。
今後の農業において、旧態依然で通り一辺倒の営農モデルから脱皮し、新しい営農ビジネスモデルの創造が必要になってくるのは間違いない。

*とうがんのたね≪続き≫

今日、用事があってさくら自治センターによったら、とうがんを戴いた。
とうがんの切った果肉と種。種は早速、ネットにいれ乾燥開始!
とうがんのたねの利用方法は前回述べたので今回は果肉のレシピを紹介しよう。

とうがんのカニホタテ風味あんかけ

材料 とうがんの果肉(皮を剥いて、中綿を取り3cm角ぐらいに切る)
   かに缶 1
   ホタテだしの素  少々
   塩  小さじ2
   水溶き片栗粉  適量

<つくり方>

  1. とうがんの果肉を塩水から下茹でする。
  2. 下茹でしたとうがんを取り出しひたひたの水、カニ缶、ホタテだしの素大さじ1を入れ10分ぐらい煮込む。
  3. とうがんに味が中まで沁みたら、水溶き片栗粉を加えてとろみが付くまで弱火で煮る。
  4. 調味料は味見しながら好みに応じて加減してください。

美味しいとうがん料理の出来上がり
我が家では、家族に美味しいと好評でなべの底まで舐めるようにすっぱりと食べてしまいました。
カニは、高級素材「毛がに」があればもっとまろやかな味になります。
「とうがん」ってちょっと「すっぱ味」見たいなのがありますが塩茹ですることにより消えます。

とうがんのたね

「とうがん」という野菜がある。
大きさは、ラグビーボールのように楕円のものやバスケットボール大の丸いものもある。
もちろん蔓もの野菜であるが、蔓はほったらかしにすると畑一面蔓だらけになるほど生育が旺盛である。
収穫時期は、7〜8月であるが、日持ちが良く12月まで腐らない。
食べるところは、果肉の部分である。鶏肉やカニでだしをとったあんかけ煮込みをして食べると美味である。
クリームシチューに入れても美味しい。
この「とうがん」には、種がいっぱい詰まっているが、これが思わぬ薬膳効果がある。
種を煎じて2週間ほど飲み続けると、セキがぴたりと止まるし何より呼吸が楽になるのだ。痰も出なくなる。
このとうがんの種の煎じ方をお教えしよう。

  1. とうがんの種を、取ったら水洗いして、ネットに入れて乾燥させる。(物干しにネットをぶら下げて天日干しで可)
  2. 乾燥したとうがんをフライパンで炒る。火が通ってくると種の殻がパチパチと音がしてはじけてくる。炒り加減は、お好みの色になるまでどうぞ。
  3. ミルで粗挽きする。
  4. 小さじ2杯の粗挽きしたとうがんの種をドリップフィルターで濾して出来上がり。
  5. 癖の無いさわやかな飲み口である。
  6. 効果がでるまでは2週間は飲み続けること。

もし、手に入るのであれば是非お試し下さい。

禁煙のすすめ

禁煙をはじめてから、すでに4年ほど経過するが、やめて良かったと思うこと。
1.食事が美味しい
2.空気が美味しい。痰がでない。呼吸が楽。
3.体のこわばりもない
4.汗がヤニで黄色くならない。肌着の襟が黄ばまない。
5.体臭がヤニ臭くない。
6.口臭が無くなった
7・お金を使わない。タバコを買いに行かなくてもいい。
8.吸殻が発生しないので、火事の心配もないし、汚れない。灰皿も要らない。
9.タバコが吸いたくならないのでイライラしない。
10.集中が途切れない。

とにかく禁煙はいい事ずくめだ。皆さん、禁煙をしましょう。

親戚に「癌になったってかまわないから、タバコは辞めないと大見栄をはっていた」ヘビースモーカーの叔父さんがいて、とうとう70代にして癌を患ってしまった。
現在は、大学病院に入院して放射線治療抗がん剤治療を受け命を存える事に一生懸命である。
もちろん当初の意志は粉々に打ち砕かれて現在は禁煙している。
後悔先に立たずとはこのことである。
どちらにしても、頑固なようで、実は意志薄弱なのである。覚悟が出来ないのである。
この様なタイプの日本人は、公務員やサラリーマン経験者に多い。

70代で癌にかかるのはまだましなほうだと思う。
50代以前の実年者がかかる場合も多々ありこの場合がん保険に入っていないと一家の大黒柱を失うことになるので経済的にも大変だ。

夏が来れば、「すいか」と「とうぎみ」が食べたくなる。

今週のお題「夏の味」
夏の味地言えばやっぱり、「すいか」と「とうもろこし」でしょう〜〜〜。
去年作ったスイカは、皮の白いところまで甘かった。
今年はスイカは栽培しなかったので店で買って食べたが、白いところは甘くなく、赤いところもいまいちのスイカだったなぁ。
みやぎではとうもろこしの事をとうみぎといいます。
自家栽培だからという訳ではないのですが今年のとうもろこしは、好天に恵まれ甘み最高でした。
先週の金曜日から、3回目作付けのとうもろこしを収穫開始した。これまでの中では、2回目の作付けのものが一番品質が良かった。
今回のは、「アワノメイガ」の食害が前回より多くて、皮むき販売品が3割ほどあった。この間少雨の為穂先が稔実不足のものが多かった。
収穫開始から6日で、採り終わりました。全部で4回に分けて作付けしたので、あと1回で今年のとうもろこしの収穫は終わりである。
今年の作付けは、4000株でしたが、順調に播種〜収穫までいけているので、来年は、12000株の作付けに拡大していく予定。
1回目定植 5月30日収穫7月30日〜
2回目定植 6月 8日収穫8月4日〜
3回目定植 6月26日収穫8月17日〜
4回目定植 7月10日収穫8月28〜

1週間に1ロットずつ播種、定植していけばよい様だ。