とうがんのたね

「とうがん」という野菜がある。
大きさは、ラグビーボールのように楕円のものやバスケットボール大の丸いものもある。
もちろん蔓もの野菜であるが、蔓はほったらかしにすると畑一面蔓だらけになるほど生育が旺盛である。
収穫時期は、7〜8月であるが、日持ちが良く12月まで腐らない。
食べるところは、果肉の部分である。鶏肉やカニでだしをとったあんかけ煮込みをして食べると美味である。
クリームシチューに入れても美味しい。
この「とうがん」には、種がいっぱい詰まっているが、これが思わぬ薬膳効果がある。
種を煎じて2週間ほど飲み続けると、セキがぴたりと止まるし何より呼吸が楽になるのだ。痰も出なくなる。
このとうがんの種の煎じ方をお教えしよう。

  1. とうがんの種を、取ったら水洗いして、ネットに入れて乾燥させる。(物干しにネットをぶら下げて天日干しで可)
  2. 乾燥したとうがんをフライパンで炒る。火が通ってくると種の殻がパチパチと音がしてはじけてくる。炒り加減は、お好みの色になるまでどうぞ。
  3. ミルで粗挽きする。
  4. 小さじ2杯の粗挽きしたとうがんの種をドリップフィルターで濾して出来上がり。
  5. 癖の無いさわやかな飲み口である。
  6. 効果がでるまでは2週間は飲み続けること。

もし、手に入るのであれば是非お試し下さい。