桜咲くときに思うこと。放射能に県境は無い。


宮城県仙南地方も桜が満開を迎えた。ここは、丸森町伊具高校の土手にある桜。
生憎今日は曇り空、午後からは雨が降り出した。
今年は、4月に入ってからも低温が続き、野菜の苗も生育が遅れている。
おかげで低温続きのおかげで満開がちょっぴり長く楽しめそうだ。

 ところで、宮城県における東電の損害賠償の状況は、日テレニュース24より 

東京電力」は5日、福島第一原発事故の精神的損害の賠償として、
福島県外では初めて、宮城・丸森町の子供と妊婦に一律20万円を支払う考えを示した。
 これは5日、丸森町・保科郷雄町長が東京電力本店で説明を受けたもの。それによると、賠償金の
対象は、事故が発生した去年3月11日当時、丸森町に住んでいた妊婦と18歳以下の子供計約22
00人で、一律20万円を支払う案が示されたという。
 福島県に隣接する丸森町は、宮城県内では比較的放射線量が高く、住民から被ばくへの不安の声が
上がっている。保科町長はNNNの取材に対し、「来週中にも、この提案を受けるかどうか東京電力
に回答をする」と話している。

 やっと、宮城県にも損害賠償の兆しが見えてきた。良いことだと思う。
放射能に県境は無いのだし、放射能被害は一義に安全対策を怠ってきた東電の責任にある。
また、丸森町角田市の水田は、すでに100ベクレル以上に汚染されており、原発事故前の基準では
放射性廃棄物として厳重な管理下におかなければならないレベルであるのにもかかわらず政府は危険性を
ないがしろにし、そのような所に我々は、住まわされている。
原子力損害賠償機構は、東電よりの裁定しかしないので当てにならない。
今後、多数の東電に対する損害賠償の集団訴訟が準備されている。
東電も水俣病チッソの様な展開になっていくのだろう。
ただ、気になるのは、依然原発事故が火中の栗状態で大いに危険な状態にあるということだ。
全力で早期事故収束をはかってほしい。

丸森町神明社より